なのはなユニオンニュース

2025年12月25日 No.326号

更新

2025年も残すところわずか
2026年に向けカウントダウン

今年は、オリエンタルランドを相手とした二つの裁判(過重労働を問題とした原告Aの裁判とパワハラを問題とた原告Bの裁判)が敗訴で集結した。裁判は負けたが闘いは続き、原告Aは次の職場で一人春闘を取り組んだ。原告Bは労災による休業から職場復帰したが、キャラクター出演者への復帰に課せられた見極めで不合格とされる問題で交渉を重ねた。が復帰実現ならずで闘いの場を労働委員会に移して係争中。

成田空港を相手に定年後の再雇用制度を問題とした裁判も終結した。裁判は敗訴であったが、裁判と並行して厚生労働省に求め続けた高齢者雇用安定法「Q&A1-5,1-6」の削除を今年の4月の高年齢法のガイドラインの改定で実現させた。

一方で、今年は個別案件の相談が多く、交渉と打合せに追われた。裁判敗訴や交渉を重ねても問題が改善しない、解決しないなどのジレンマもたくさんあったが、目の前の問題を取り組むことで、新しい活動の展開や仲間が増えるなどの前進もあった。

9月に行われた定期大会では、委員長が鴨前委員長から太田委員長に交代した。念願であった執行部の世代交代が進んだ。

今年一年、紆余曲折があっても元気に活動できたことを、組合員の皆様と確認し、2025年を終わりたい。そして、年明け早々に開始される26春闘、労働基準法改悪の動き等々、ますます、ユニオンが求められ、ユニオンの活動が問われる時代であることを意識し、2026年に臨もう!

今年1年間ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。

今年がんばりました!来年もがんばります!

長島運輸 労働条件の改善と残業代 

組合員2人は正社員でトラックの運転手。2人とも雇用契約書なし、賃金明細に残業の項目なし、有給休暇の残数記載もなし、就業規則・賃金規定は見たことがない・・・などなど、労働条件の不明が多く、組合に相談。労働条件を開示し働き続けられる労働条件に改善する、残業代未払を支払う、有給休暇を取得できるものにする、などを要求し、団体交渉を開始。
第1回交渉にて、会社は①労働条件通知書を組合員に提示。②組合員所属の営業所は従業員が10名以下なので就業規則作成義務はないが、作成したものがあるのでと就業規則と賃金規定を開示。③有給休暇については計画年休なので、年末・年始、夏休み、ゴールデンウイークに15日分を組み込んでいるとして、労使で締結した協定書を提示。④残業代については、能率給に残業代を含む「固定残業制」なので、未払残業代はないと返答。
組合は上記③④について説明を受けたことがないと言及したが、会社は説明したと返答。また固定残業制というが就業規則に明記されていない、賃金規定の能率給には固定残業時間・月●●時間という明示がない、など言及したが、会社は「社長が皆のことを思ってこうした。損はないはず」と返答。
第2回交渉にて、会社が組合員所属の営業所とした所には管理者も事務員もいない、電話もなく単なるプレハブの建物があるだけなので、就業規則作成義務がある「事業所」とは言えないとして、本社の就業規則と賃金規定の開示を求めたが、同じものであるとして提示せず。このことについては労基署に閲覧請求を行った。第3回交渉は1月9日に予定。

インターナショナルスクール 雇止め・パワハラ

組合員は教員として1年間の有期契約で雇用された。しかし、その教育方法が「本校に合わない」と問題視され、校長らに「契約解除の可能性」を言われた。また、契約期間中にも関らず、圧迫面接により、「大幅な改善がない時は契約終了する」という書面に署名をさせられたり、「給料を出すから出ていけ」などの言葉の暴力も行われた。Yさんは、期間中の退職には応じずに契約期間満了までの在職は認められたが、契約が更新されない状況でユニオンに相談。団体交渉を行ったが、学校は「法的に問題はない」として、契約の更新はせず、ハラスメントも認めていない。組合は今後も解決を求めていく。

警備保障 パワハラ・雇い止め

組合員はO社の従業員出入口を警備している会社で契約社員として長年働き続けて来た男性。職場内でのパワハラ問題に異議を唱えたところ、雇用期間満了前に次回の契約を更新しないと会社側から一方的に通告され、相談に来る。3回の交渉を経て会社は、パワハラ問題では調査をしたところ適切でない対応があったことを認め、対応策を講じた。また雇い止めに関しては撤回をし、5年以上継続して勤務していたため、組合より無期雇用転換を申し入れ無期雇用契約を締結することとなった。

舞浜リゾート 残業代とパワハラ

組合員は舞浜にあるモノレールを運営する会社で正社員として就労してきた。
2025年1月から、以下の項目で交渉を開始した。

①24時間勤務・2交代時の深夜の休憩時間は「待機時間」として未払残業代を会社は支払った。しかし、同条件での昼間の休憩時間に対する残業代が支払われていないとして未払残業代を請求。
②①の深夜帯の待機時間を問題としたことで、上司による長時間の面談及び暴言によりメンタルを発症し休業。会社は「不適切な言動があった」と認めたのだから●パワハラの再発防止のために謝罪したことの公表、●組合員が受けた不利益(給与とボーナス減額)の補償を求めて交渉。
これまで交渉を5回継続したが労使の主張は折り合わず。第6回の交渉を検討中。

医療社団法人 不利益変更

組合員は臨床工学技士の男性。職場の休憩時間内に職員食堂が利用出来ていたのが、法人側の都合により突然、休憩時間の残り半分の時間しか職員食堂が利用出来なくなったため、昼食をとりながらの休憩時間を十分に確保出来なくなった。不利益変更であると法人に休憩時間を30分間ずらすことを求めたが、法人が取り合わないため、組合に加入。
交渉で、折衷案を組合から提示し、仕出しや配食サービスの利用を検討することとする。

地区宅便 最賃割れ

組合員は委託事業主として宅配物の配送を担っている70代男性。昨今の物価高と最賃の引き上げにも関わらず、全く委託料が上がらず、最賃割れをしているのではないかと相談に来る。本来、委託事業主は最低賃金法の適用外であるが、業務指示があると思われたので労働者性を主張・展開していくことを想定したが、会社は労働者ではないとして団体交渉を拒否。
現段階では労働基準法上の労働者性の有無が最も重視され、労働契約法や労働組合法上の広義の労働者性の主張は実務上不可能であるとのことで、現在ペンディング中。そうであっても、個ではなく少なくとも3名以上が集まれば、訴えて行くことはできるのではないか、ということであきらめずに問題を追及していく。
地区宅便に従事する方で同様の問題を何とかしたいと考えている方がおられたら、ぜひ当該組合員と共に立ち上がって頂きたい。

OLC/労働委員会開始

2018年7月に発症し、労働災害として認定されて休職。2019年12月に主治医から「週2~3回の勤務開始」との診断を受けたので、労働基準監督署から「症状固定治癒」が出されるであろうことも予想されたので、会社と復職にあたっての交渉を開始。しかし会社は100%復帰でなければ認めないということで交渉は継続された。
2023年10月に労働基準監督署から「症状固定治癒」が出され、2024年1月10日に職場復帰。会社は原告Bが長きにわたり休んだということで、キャラクター出演者への復職に向けてトレーニングを開始し、1ヵ月毎に「見極め」を行った。その見極め(1回・2回)が「不合格」と判定された。組合は●その見極めの判定理由「技能・知力・体力」が納得できない、●トレーニング環境が本人にとって意にそぐわない、として交渉を継続した。その中で、判定理由を客観的に判断するための映像や判定の立会人の交渉への参加などを求めたが、会社は代理人任せで合意形成を図ることができなかった。
2025年9月、東京都労働委員会に不当労働行為(不利益取り扱い、不誠実交渉、支配介入)に該当するとして救済申立を行った。11月6日に第1回労働委員会が行われ、2026年1月15日に第2回を予定。


全国ユニオン傘下の首都圏ユニオンの大会に参加

派遣ユニオン大会

10月17日(金)に~貧富の差をなくそう~をスローガンに派遣ユニオンの第21回定期大会が開催された。都内の初台にある蕎麦処「丸屋」を貸し切りで、来賓を含め満席の状態で盛大に行われた。なのはなユニオンからは私1名が参加した。
活動報告において、新たな支部の結成にまでは至らなかったものの新たに出て来たスキマバイトの実態解明や社会問題化に力強く取り組んで来たこと等が関根書記長より報告がされた。議事は1時間で終わって、後はみんなで親睦会を楽しみましょうとの関根書記長の事前の予告通りに、大会は1時間以内に無事全て滞りなく終了。その後、そのまま丸屋の美味しい料理を堪能し、心温まる親睦会となった。(太田)

東京ユニオン大会

第46回大会が11月16日に開催された。三軒茶屋しゃれなーどホールにて、参加者80名程で開催された。関根委員長挨拶後に、来賓として全国ユニオン森下副会長、顧問弁護士事務所として東京共同法律事務所の五十嵐弁護士、Amazon弁護団の菅弁護士、中野麻実弁護士、全日建連帯労組の小谷野書記長、らの挨拶。続く大会議事はスムーズに進み、最後の役員選挙では立候補した全員が信任された。新役員として大正大学を不当解雇され、現在大学と果敢に闘っている出川さんが選出された。
二部交流会は上記出川さんのトランペットによるファンファーレでスタートし、なのはなユニオン太田委員長が乾杯の挨拶を行った。インタビュー形式での参加者の自己紹介があり、最後はビンゴで盛り上り閉会。ユニオン運動の先頭を走ってきた東京ユニオンの大会に、私は参加し続けてきた。そのご褒美なのかビンゴで商品券(一番高額?)をゲット。これからもユニオン運動を牽引し続けて下さい。  (鴨)

東京管理職ユニオン大会

第35回管理職ユニオンの大会が11月22日に三軒茶屋しゃれなーどホールにて開催され、なのはなからは2名が参加した。
管理職ユニオンは結成時より大会では闊達な意見交換が行われて、第三者的に言えば「今年は何が起こるかな」を期待させる大会が毎年繰り返されて来た。昨年の大会では執行部の三役が役員選挙にて代わり、今年は新執行体制で1年経っての大会であった。
今大会も直前に執行部間での問題が浮上し、大会が開催されるのだろうかという不安がよぎったが、大会は開催された。大会の議事は質疑が活発に行われた他は予定通りに進み、新たな執行役員も選出されて、予定された時間よりも早く閉会となった。来年はどんな大会になるのか・・・。
二部交流会には、飲食店を開業している組合員の料理が並ぶ。オードブル、ロールキャベツ、オムライスなどなど美味しい、手作り感満載で大満足。心ホッコリで終了でき、よかった。(鴨)

シニアユニオン東京大会

12月13日、三軒茶屋にある三茶しゃれなーどホールにてシニアユニオン東京の第20回定期大会が開催された。参加者は27名とのことで、普段、同じ全国ユニオンの中の別のユニオンでも活動されている二重加盟の組合員の方や、初めてお会いする方々も何名もおられた。
シニアユニオンは日頃から反戦・平和を強くアピールされていたため、とても親近感を覚える記念すべき20周年の大会であった。二部交流会にて行われた参加者の一言発言は“年の功”が感じられ、おもしろかった。(太田)

2026春闘セミナー

12月26日、全国ユニオン主催での26春闘セミナーが開催され、なのはなからは9名が参加した。
第一単位は、ノンフィクション作家の安田浩一さんの講演で、「差別と偏見の現場を取材してー労働運動が果たすべき役割を考える」をテーマに、現在進行している差別と偏見の実態を赤裸々に語った。安田さんは、岐阜における技能実習生問題をきっかけに、全国で起きているヘイトスピーチや差別問題を取材することになったと述べた。
そして、埼玉県南部で起きているクルド人に対するヘイト問題では、市外から「自警団」と称する者が駅前で声高にヘイトスピーチを毎日のように行う。何の落ち度もないのに、「蕨駅で降りるのが怖い」と訴える女子大学生がいる。なぜヘイトはいけないのかについて、安田さんは国籍・人種などの変えることができない属性に対する一方的な攻撃で、被害者がいるから。そして、一般市民が「あの人たちは…」と当たり前のごとく差別する側に立っていることが一番怖い、と述べた。
安田さんは自分が実感したことをありのままに語り、時間はあっという間にが過ぎた。「労働組合は、『社会的存在』だ。差別をなくすために私たちにできることは何か」という問いかけで、話を締めくくった。
第二単位は全国ユニオン関口事務局長が「全国ユニオン2026春闘方針」を提起した。

全国ユニオン
2026旗開き

全国ユニオンに所属する
各ユニオンで奮闘中の仲
間たちと明るく激しく楽しく集う会

日時 2026年1月14日(水)18時30分開始
場所 IKE-Biz 6階多目的ホール
チケット代 3000円
※なのはな組合員は1500円負担

なのはなユニオン2026旗開き

なのはなユニオンの組合員、集まれー!

日時 2026年1月24日(土)
18時30分開始
場所 ユニオン事務所下 3階自治会室
会費1500円

※ビンゴを予定。参加者はビンゴ景品を一つ持参願 います。 


☆☆ おしらせ ☆☆

 1月14日 18時30分全国ユニオン旗開き IKE・Biz 6階
 1月24日 17時
       18時30分
なのはな執行委員会 
なのはな旗開き 事務所下3 階・自治会室

なのはなトーク


JMS(ジャパンモビリティショー)に行きました。

自身のパソコンでメールを開くと、「JMS」の案内。最初は別の予定があった為、無視していたのですが、急遽その予定がキャンセルになったので、案内メールを開き入場券種を確認。①2 時間早く入場可能なチケット(開催日限定)¥3500②通常入場前売券¥2700③16 時以降入場可能なアフター4 券¥1500。平日のんびり出発で19 時終了までいるので迷わず②を選択。

申し込み完了メールからQR コードを表示してプリンターで印刷。

11月7日にバス・電車を乗り継ぎ、会場の東京ビッグサイトへ。12 時台に最寄り駅に到着。前回同様、駅から会場までの通路には個人所有のフェラーリ等スーパーカーから、1980~90 年代の懐かしの国産車等が並び2 年に一度の祭典の盛り上げに一役買っていました。荷物検査も実施していましたが、平日でしたので待ち時間無くスムーズに入場、いざ会場へ。ちなみに、入場はネットで事前に購入したチケットのQR コードをかざしての入場です(私はPC で申込したので、A4 の裏紙に印刷したものを持参)。到着が遅かった事もあり入場のスムーズさの反面、会場内は人気の展示車がある場所を中心に混雑していました(センチュリーブースは到着時、1 時間待ち!)。前回同様、「モビリティ」なので人・荷物が乗るものは車・バイクをはじめ小型ジェットやロケットも(電車は無し)。他ブースもカメラ持参していたので撮影しようとしましたが人、人、人で中々良いアングルでは撮影出来ません(相変わらず、リュックに平気でぶつかる奴も。しかも謝らない)。相変わらずの自動車関連の社員らしき集団や自動車専門学校生もいましたが、金曜日と言う事もあり、意外と子供が沢山いました(後に小学生は無料と判明、納得)。前回と違う風景といえば平日だったので、オプションのガイドツアーも4、5 組見かけたのと、前回は殆どのブースで並べば飲食物中心の景品を配っていましたが、今回は手持ちのスマホでQR コードを読み取り、スタッフにスマホ画面を見せてから景品を渡すパターンでした(個人情報を提供した割に景品は極小のステッカーセット、せこい。中には本当に欲しい人でも、そもそもスマホ持っていない人は論外って事か?)。

アメリカ大統領トランプが「アメ車をどんどん買え」みたいな事を言っていた割に、アメ車の展示は私が見た限り「ノスタルジックカー」ブースの古いムスタング1 台しか見かけませんでした(笑)。当たり前ですが、時の大統領の一言で、一度市場撤退した国にメーカーが「はいよ」って感じで戻るわけもないですよね。一通り会場を見終わったので、どうしても自分の理想のアングルで撮影できない車もあったので、的を絞り閉館1 時間前に気になるコーナーに行き撮影をやり直しましたが、到着時と比べて人もまばらでした。時間一杯まで居たので、敷地内の飲食店で夕食と思いましたが、会場に子供連れが多かった影響かどこも満杯。東京駅まで行き周辺で夕食をとり、高速バスで帰路に。教訓として、夕食代・交通費は倍掛かりますが、次回のショーは③を2 日間でも良い、と思いました。

(清水)