富士そば労働組合

2020年5月、正社員の長時間にと設定された固定残業制「係長112時間、店長88時間、店長心得70時間、店長候補50時間」と何時間働いても「1日8時間・週40時間」に労働時間が改ざんされることに対し「普通の職場にしたい」と富士そば労働組合を70名で結成。

交渉を重ねたがゼロ回答で、2020年10月~12月に店長ら23名が残業代の請求を求めて労働審判、更に17名が本裁判で残業代未払請求裁判を争う。2021年1月に委員長と書記長が懲戒解雇され、2021年9月に労働審判で勝訴したが本訴に移行。

2022年12月、店長らの残業代裁判は和解。委員長らの懲戒解雇・残業代未払裁判と団体交渉拒否事件は2023年1月に和解。

その間、団体交渉は拒否であったが、要求を出し続けて労働条件の改善は進む。

●アルバイト・パートの労働時間が1分単位となり、残業代2年間相当分が支払われた。

●上記に設定されていた固定残業時間が「係長60時間・店長59時間」に是正され、基本給が増額(1万~4万円)

●正社員に固定残業時間を超えて未払となっていた残業代2年間相当分が支払われた。
2024年に支部の共同代表が新たに選任され、春闘交渉が3年ぶりに再開。2025春闘も取り組んだ。