なのはなユニオンニュース

2025年9月30日 No.323号

更新

あらゆる働く仲間と連帯して
ディセントワークを実現しよう

1万人の全国ユニオンをめざそう!

全国ユニオン第24回定期大会
9月6日
IKE・Biz

9月6日、全国ユニオン第24回定期大会がIKE・Bizで開催された。新会長には、前鈴木会長が退任後、代行を務めた山岡直明氏(全国一般労働組合福岡地方本部)が就任した。
すべての議案が採択され、「闘う労働運動の大同団結を進め、1万人の全国ユニオンをめざし、それぞれの職場から見えてきた課題に取り組み、今こそディセントワークを実現させよう。」との大会宣言が行われ、関口事務局長の音頭で団結ガンバローを三唱し、大会は終了。なのはなからは8名が参加。
その後、「貧困・差別に立ち向かう労働運動」をテーマとするシンポジウムと懇親会が行われた。

シンポジウム

貧困・差別に立ち向かう労働運動
~トランプ政権下の社会的労働運動を中心に~

[パネラー]

「トランプ政権下の社会的労働運動を中心に」
柏木宏(大阪市立大学名誉教授)
「つくろい東京ファンド 生活困窮者支援の現場から」
小林美穂子(一般社団法人つくろい東京ファンド)

柏木さんからは、アメリカにおける労働運動の歴史を踏まえ、トランプ政権下において深刻化する反労働、反移民、格差拡大の動きに、労働運動やNPOなどの社会的活動団体がどのように連携して、労働者の権利や人権の擁護、貧困対策に取り組んでいるかが話される。
小林さんは、つくろい東京ファンドの取り組みの実践から、排外主義が台頭する中での生活保護者や障碍者など声をあげられない人がターゲットになる不安や、何とか命をつなぐためにある生活保護なのに「働くこと」が前提とされることの危惧などが話される。
そして、両者から社会全体における労組の役割ということで、いつホームレス化するか不明状態の労働者に労働組合が向き合っていないことやその日限りの運動にならないために共通課題を探ることの重要性が問題提起される。
終了後は、余るほどの料理を食べ、飲み、懇親会が行われる。首都圏傘下の各ユニオンからの活動報告も行われ、13時から開始された大会、シンポジウム、懇親会が20時をもって閉会に。


なのはなユニオン第38回定期大会 9月27日に開催!

次号ニュースにて大会の詳細を報告しますが、とりあえず変更されたことなどを報告します。

執行委員の変更

委員長が変わり、三役は右記のとおりになりました。
新しく2名が執行委員になりました。

これからの1年間、ご協力をよろしくお願い致します。

三役氏名
執行委員長太田 茂雄
副執行委員長鴨 哲登志
鴨 桃代
書記長片岡 良男
書記次長佐藤 祐香

メッセージ

日本労働組合千葉県連合会 Ⅰ女性会議千葉県本部 連合福岡ユニオン コミュニティユニオン全国ネットワーク 労働組合東京ユニオン プレカリアートユニオン 山梨ユニオン ユニオンみえ 全国ユニオン全国一般群馬地方労働組合 労働組合武庫川ユニオン 全国ユニオン北海道地方連合会札幌地区ユニオン 名古屋ふれあいユニオン 神戸ワーカーズユニオン

ありがとうございました!


「会費値上げ 一律500円」 のお願い

なのはなユニオン第38回定期大会にて、「一律500円の会費値上げ」を決定しました。
これまでも組合費のみでユニオン財政を維持できなく、解決金カンパに頼って来たという問題があり、財政の健全化を図っていきたいと検討して来ました。しかし、抜本的に解決するためには組合員の拡大(現状の2倍)を実現するしかなく、改善を進めることができない状態で来ました。
それでも何とか維持できて来たのは、専従スタッフの行動費を低額で抑えてきたからといえます。しかし、昨今の物価高などで更なる行動費の減額が求められる状況になっていますが、次世代がユニオンを担っていくためには、更なる行動費の減額という選択はできません。
ゆえに、今大会にて一律500円の会費値上げを提案し、参加代議員の賛成をいただき、会費値上げを決定しました。
突然の会費値上げでビックリされる方もいらっしゃると思います。また失業中、休業中、年金生活などなどで生活が苦しい方もいると思います。経過措置は設けるので、できない方はできないと遠慮せずに組合本部に自主申告をして下さい。値上げ可能な方は2025年10月分会費からご協力をお願い申し上げます。


☆☆ おしらせ ☆☆

 9月30日首都圏幹事会
10月 7日三役会議
10月17日派遣ユニオン大会
10月18日なのはな執行委員会
10月30日 15:00厚生労働省交渉
衆議院第2議員会館地下1階6会議室
※14時15分ロビー集合
10月31日関西生コン国賠判決
11月 6日OLC労働委員会
11月16日東京ユニオン大会
11月22日東京管理職ユニオン大会
11月29日なのはな執行委員会
12月 6日 13:30春闘セミナー スタンダード会議室
12月13日シニアユニオン大会

2026春闘セミナー

12月6日(土)13時30分
スタンダード会議室 新宿GARDEN店 3階ガーデンホール

第1単位 13:40
 労働組合は差別・排外主義とどう立ち向かうべきか(仮称)
 ジャーナリスト安田浩一
第2単位 15:30
 全国ユニオン2026春闘方針

なのはなトーク


死にはぐったはなし2題

その1 4年前、胃ガンが見つかり、主治医から「全摘手術で治します」と言われた。当方、「エーッ!、それは止めてください。」と抵抗し、「その代わり切除部を大きく切ってください」と頼みました。

内視鏡手術当日、無事「成功」し、大きく切られた胃部は5㎝四方ありそう。その日をまたぐ深夜、胃袋一杯の血をトイレで吐く。驚いて看護婦さんを呼ぶと「ご家族に連絡を!」と言われ、「緊急手術です‼」と、再度手術室に直行。家族と言われても熊本に義理の母がいるだけで「俺はここで死ぬのか!」と「覚悟」する。チラリとゴミ屋敷が頭に浮かぶが「あとは野となれ」の開き直り状態。

再手術には老教授立ち合いの下、若い医師が教授の指示のもと内視鏡で、出血部を3ヵ所パチンパチンとクリップで止める方法で止血は「成功」。1週間後に退院。

その2 1か月前、いすみ市の岩船地区で田んぼの草取り中(当方、千葉農林水産株式会社で17ヘクタールの無農薬・無肥料栽培の手伝いをしている)。炎天下、午前中3時間汗を流し、昼食にコンビニ弁当を食べて午後の草取りにかかったところ、吐いてしまう。「弁当の添加物が原因だ」との思い込みで作業をつづけると、たて続けに10回もどして、思い込みが強くてそのまま作業継続。1時間半後に、手足・腹の筋肉がけいれん!ようやく「熱中症だ」と悟る。事務所に上がり、同僚は「救急車を」というが、風呂場で水浴び、安静にして1時間で「回復」(その後、会社で支給されたファンベスト着用して、その他の対策を講じる)。

鴨さんから「なにかあった時のことを考えて準備を」と言われている。当方、日本の新しい社会の夜明けを見ないでは死ねないと思っているのだが…。

(天)